- 2023/04/08その他
- 彫り込み前には確認を!!
こんにちはSHIGEです。
春のお彼岸が過ぎ新年度新学期が要所で行われていますね。
今回は文字や家紋について、当たり前でも間違えてしまうと彫り込みをしてしま
うと、石ごと交換になるので弊社ではヒアリングからのレイアウト作成を必ず行
っています。
例えば、家紋一つでもウチはこの家紋だから…と言われても、家紋には同じよう
なモノが多数存在すので紋帳で確認や母屋(御実家)のお墓に彫ってある家紋を
再度確認させて頂いたりしています。
昔は紋付袴や和装結婚式の座布団などに家紋が入っており、残っていればそう云
った物からの確認もお願いしています。
紋付袴に入っている家紋と母屋のお墓の家紋が少し違う事は
しょっちゅうあります。
墓石屋が必ずしも正しいわけではありませんが、和装屋さんが正しく作っていな
い可能性もあるので情報が二つある場合は新たに確認をお願いしています。
次に文字ですが戒名も旧漢字っぽいのや、あまり見慣れない漢字が使われてたり
します。
年号の数値で「二」を「甘」みたいなので表記されている事もあります。
名字でよくあるのが戸籍で登録してある漢字と違う漢字を使われていて
たいていが認識されて使われているので、確認はしやすいのですが
「崎」と「﨑」(「高」の「髙」)の差など言われないと気づかない違いがあっ
たりするので世間話感覚でヒヤリングし、確認させて頂いています。
最後に
近年、そういった漢字がパソコンなどの変換機能から削除され変換できなくなる
文字が出て来ると聞いています。
日本の漢字は文化の一つと認識している僕的は大変悲しい話ですが
結局、戸籍の登録文字が正しいのですからお墓には正しい文字を刻むべきかと
勝手に思い進めています。